Wi-Fi 6とWi-Fi 7の違い、買い替えるべき?
ルーターを買うとき、多くの人が悩むのが「Wi-Fi 6でいいのか、思い切ってWi-Fi 7にすべきか」。結論を先に言うと、今の多くの家庭はWi-Fi 6/6Eで十分です。その理由を、違いを整理しながら見ていきましょう。
スペックの違いを比較
| Wi-Fi 6 / 6E | Wi-Fi 7 | |
|---|---|---|
| 正式名 | 11ax | 11be |
| 最大速度(理論値) | 9.6 Gbps | 46 Gbps |
| 最大帯域幅 | 160 MHz | 320 MHz |
| 変調 | 1024-QAM | 4096-QAM |
| MLO(複数帯域同時) | なし | あり |
| 価格 | こなれている | やや高め |
最大の違いは、Wi-Fi 7の目玉であるMLO(複数帯域の同時利用)です。速度の数字も大きく伸びていますが、これは理論値であり、実際の体感差は環境に大きく左右されます。
「体感差」はどれくらい出る?
正直なところ、動画視聴・ビデオ会議・ネット閲覧といった日常用途では、Wi-Fi 6とWi-Fi 7の体感差はほとんどありません。理由はシンプルで、これらの用途はそこまでの速度を必要としないうえ、インターネット回線の速度がボトルネックになるからです。
家の中の通信がいくら速くても、外へつながる回線が1Gbpsなら、そこで頭打ちになります。Wi-Fi 7が本領を出すのは、10Gbpsクラスの高速回線とセットのときです。
💡 ワンポイント
「新しい=自分にとって速い」とは限りません。Wi-Fi 7を活かすには、①対応するスマホ・PC ②高速なインターネット回線、の両方が揃っている必要があります。どちらか欠けると、宝の持ち腐れになりがちです。
あなたはどっち? 判断の目安
Wi-Fi 6 / 6E で十分な人
- 用途が動画・仕事・ネット中心。
- インターネット回線が1Gbps前後。
- コストを抑えたい。
Wi-Fi 7を選ぶ価値がある人
- 10Gbpsなど高速回線を使っている/導入予定。
- 8K・VR・大容量転送など重い通信をする。
- オンラインゲームで低遅延・安定を最優先。
- 「長く使うので最新にしておきたい」という将来重視。
まとめ
- 違いの核心はMLOと最大速度。ただし日常用途の体感差は小さい。
- 多くの家庭はWi-Fi 6/6Eで十分。
- Wi-Fi 7は高速回線・重い用途・将来重視の人に向く。
自分の住まいと使い方に合った具体的な選び方は、失敗しないルーターの選び方で解説しています。