規格・技術

Wi-Fi 7(IEEE802.11be)とは?MLOなど最新技術を解説

📅 2026/07/13 更新⏱ 読了 約6分

2024年に本格化した最新規格が、Wi-Fi 7(正式名:IEEE802.11be)です。理論上の最大速度は46Gbpsと、Wi-Fi 6の約5倍。ただ数字以上に注目すべきは、複数の電波を同時に束ねる新技術「MLO」です。順に見ていきましょう。

Wi-Fi 7を支える3つの進化

① MLO(マルチリンクオペレーション)— 最大の目玉

これまでのWi-Fiは、通信のたびに2.4GHz・5GHz・6GHzのどれか1本の帯域を選んで使っていました。MLOは、複数の帯域を同時に束ねて使える画期的な技術です。

「1本の道を選ぶ」から「複数の道を同時に走る」への転換——これがWi-Fi 7の本質です。

② 320MHz幅 — 道幅が倍に

一度に使える帯域幅が、Wi-Fi 6E の160MHzから320MHzへと倍増しました。道幅が広がった分、単純に多くのデータを流せます。この広い幅は、空いている6GHz帯があってこそ活きます。

③ 4096-QAM — 情報密度をさらに向上

1回の変調で運べる情報量を、Wi-Fi 6の1024-QAMからさらに増やした4096-QAMに対応。電波状態の良い近距離で、いっそうの高速化に寄与します。

💡 ワンポイント

Wi-Fi 7の速さを本当に活かせるかは、インターネット回線の速度にもよります。回線が1Gbpsのままなら、家の中がいくら速くても外への出口がボトルネックに。10Gbps回線などとセットで真価を発揮します。

Wi-Fi 7が向いている人

逆に、動画視聴や在宅ワークが中心なら、価格のこなれたWi-Fi 6/6Eでも十分快適です。詳しくはWi-Fi 6とWi-Fi 7の違いで解説しています。

まとめ