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公衆無線LANサービスとは背景近年のインターネットの普及により、いつでもどこでも携帯電話のようにインターネットに接続したいという要望が強まってきています。公衆無線LANサービスはこのような要求に答えるべく登場したサービスです。元々はアメリカで有線・無線に限らず、アクセスを提供する場所(スポット)という意味でこの名がつけられたが、現在では主に無線LANの技術を利用してこれを提供するようになっています。APを1台設置すれば、一定の範囲内でどこでも通信が可能となる無線LANの特性をうまく生かしたサービスであると言えます。現在駅や空港、ファーストフードやホテルなどで無線LANを用いたアクセス提供がはじまっています。 現在の公衆無線LANサービスの仕組み公衆無線LANサービスには、無線LANのセキュリティ機能をほとんど使わず、不特定多数にサービスを提供するものと、無線LANの機能と独自の仕様を組み合わせて特定の会員向けにサービスを提供している事業者の2通りが存在します。前者は会議場や企業の待合室・展示会など、ある程度ユーザが絞られている場合が多く、狭い範囲でアクセスを提供しています。一方後者は、人が集まりやすい場所を中心に、街中など広い範囲にアクセスを提供します。 その場所に来てもらった人に無償サービスとしてアクセスを提供する前者と、ユーザを募りあらゆる場所にアクセスを提供して利潤をはかる後者のサービスは性格的に異なりますが、ここでは後者のサービスについて考えたいと思います。 |